花森安治の予言

地域の図書館が閉館しているので女房のために大学図書館を物色してみると、当然のことながら充実した内容で久々に俺も読書意欲が湧いて、いろいろ読んでみている。
花森安治の著作は少し読んでみて、時代も古いのでピンと来ないからもう返そうかなと思いつつページを開いた。すると、今すぐやってほしい3つの事として、1.ガン治療2.環境破壊の抑止、3.身の回りの毒物除去(放射能も上がっている!)を揚げ、それぞれに1兆円の予算を提案していた。1972年の事だ。
北朝鮮や中国との外交問題などよりも優先することであり、21世紀には得体のしれない病気が蔓延するだろうとも書いている。ううむ。
コロナの対応から、自由で気楽なラテン系が沈没して中央集権と管理社会が浮上するとしたら辛いな。EUの理想が瓦解して国家の壁が厚くなる。
ICTを活用して個人行動を制御した国がいち早く回復することは確かだ。GPSがオフにできなくなるかも。中国ではドローンによる監視も行われていた。
東アジアの興隆と西欧の没落か。
80億人の人口を抑制しようとする「自然」の采配、あるいは「神」の意志なんていう運命論も出てきそうだ。