独り住い

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朝起きると隣室のソファで寝ていた黒猫ノエルが鳴きながら寄ってくる。
マッサージ、それも足裏でのモミモミを求めているのだ。
可愛いやつだと愛撫を続けているといきなりガブッと噛み付くから要注意ではある。
(昨日は出血するほど強く噛まれた)
朝のこの時と夜に机で作業している時のわずかな時間だけ触れ合いを求め、あとは知らん顔で勝手にやっている。もう18年の付き合いだ。
臨時休校で家で大人しくしているとさすがに静かで、1人で暮しているんだなと実感できる。
通勤で軽い運動をして、職場では黙っていることはなく色んな人と交わっているから孤独を感じることがない。悪いことではないけど創造性からいうとどうかな?
たっぷりの時間と適度な孤独はクリウィティブな生活のベースになりそうだが、女房から伝わってくる長男の生活は、それとは全く対照的なものだ。
行商のように旅が多く、来月は南米、来年はドイツと海外にも。深夜まで作業場で仕事をして眠る時間があるのかどうか。
俺は1年に1回の制作発表だけでくたびれているのにな。
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ご近所から頂いた柿。
通勤途上でもたくさん見かけるが、手付かずで放置されたまま朽ちている。
毎日包丁を使っているので苦にならないけど、手間がかかって大量の生ごみが出るし、味も地味だから人気はないだろうな。
ガンの特効薬になったら別だけど。
稲はたわわに実っているし、桜の葉も赤くなってきた。
また秋が深まり、夕暮れは早くなっている。
映像を探してSDカードをチェックしていたら、この3年間で弾けるように新しい命が生まれて育っていく様ばかりで、そういう時代なのだと再認識させられる。
興隆と凋落か。