破壊

職場からの帰り道で派手に解体工事が行われていた。

強い照明を浴びて、何台ものパワーショベルが砕いたり掴んだりと作業している。

6時過ぎとは言え、すっかり暗くなった土手道から、その光景が見えた。

立ち止まって眺めたい、写真も撮りたいが、背後から迫ってくる車、冷たい強風でそのまま通り過ぎる。

ペダルを漕ぎながらずっとその光景を反芻していた。

どうして破壊は魅力的なんだろう?

建設が破壊と同等のスピードだったら、どう感じるかな?

男に特有の衝動なのか

戦争もその延長にあるのか

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