いいことだから

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「それはいいことだから、やりましょう」という言葉には反論しにくい。
そこで次々とやることが増えてしまう。
学校を見ていると先生方は「いいこと」の中で青息吐息。
「それはすごく儲かるからやりましょう」なんてことはザラにはないが、いいことは一杯ある。
極論すれば、世の中には「いいこと」と「悪いこと」の二つしかない。
ものすごくたくさんの「いいこと」から「自分がするべきこと」を選び出すのは簡単ではない。
また「それはいいことだから、やりましょう」と言うとき、「私たちも、そのマネをしましょう」としているので、その背後には花咲爺さんの隣人のような思惑がないとはいえない。

いろんな真似を繰り返していけば、そのうちに自分を見つけることができる。
教育関係者には都合のいい考え方だ。
自己発見とか、自分探しとか言うけれど、自分って見つけるものなのか?
むしろこつこつと作っていくものじゃないのか。
でも俺はそれをしてこなかったな。真似はいっぱいしたけれど。

なんてことを自転車に乗りながら思った。
走っていると血の巡りが良くなるからか、いろいろ思いも巡る。
冷静に考えれば、ほとんどが「どうでもいいこと」なのだけど。

友人宅で「タラの芽」のテンプラをご馳走になる。
春が来た、と実感。