TOPPAN 科学博物館

最終日の朝、昨夜の飲み過ぎで身体がだるい。
午前はTOPPANの印刷博物館見学。飯田橋からの移動で大汗をかく。
充実した展示プラス活版印刷体験も。
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万年筆がブームらしいが活字印刷を趣味で個人的にやってる人も居るらしい。
デジタル系への反動がいろんな形で出ている。バランスとしてはとてもいいことだろう。

見学後、学生は散開して持ち込みに回る。俺は上野へと向かう。
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アルチンボルトを素通りして(どうせ関西に来るだろうし・・)科学博物館へ。
特別展は混み合っているので通常展示へ(65歳から無料だし・・・)
この建築、外観は威圧的で堅いが、中は柔らかで優しい空気。
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内部に設計者の本音が表れていると思える。
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この建物が日本館となっているが、40年前に来たときはこれが博物館の全てだった。
25年前頃にも女房が子供3人を連れてきているが、同じようなものだったろう。
17年前に家族でロンドンへ旅行し、大英博物館や自然史博物館などの充実に圧倒されたのだが、そのころからこの科学博物館も大幅な増築が進められていたようだ。
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地球館は地下3階地上3階のスペースにぎっしりと洗練された展示が展開していて、驚かされた。
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飽きるほどたくさんの恐竜骨格やら動物の剥製が。でも飽きさせない。
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夏休みで子供たちがいっぱいだったが、これは全国の小中学生必見の展示だ。
日本の国力からすれば当然の内容だが、地方から見るとひねくれた心境になるほどの格差。
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縄文から近代までの日常の光景をスーパーリアリズムで。
現代のところは観客が入れるようにしてある。
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生物が苦手だったおれにはこういう装置類の展示がうれしい。

360度球体の中で見る映像体験もあり、宇宙の誕生や海の食物連鎖の教育的な番組が上映されていて
15分並んででも見る価値は十分。
どうやって投影していたのだろう?
という調子で結局ここだけで3時間を過ごした。じっくり見たら5時間はかかるだろう。
家族連れ、孫を連れたご老人も多い。美術館とは大違いだ。
今回、美術展はひとつも見なかったな。