もうお盆のような

先週末、女房が帰ってきた。
駅まで歩くだけで汗びっしょりになったという。その午後の京都は39.8度という記録的猛暑だった。
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金曜は孫の来訪日、そこに
ジブリ展のオープニングイベントのために、また長男が来る。
彼の家庭にも9月には男の子が生まれる。旅ガラスの生活も少しは変わるだろうか。
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部屋の掃除をしていたら出てきた文字遊びのサイコロ。この写真ではSが足りず、JHが余ってしまったが
かなりの頻度で言葉が作り出せる。これは英語が得意な長男のパートナーへのお土産に。
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ジブリ展の会場入り口にセットされた飛行船。これの駆動系の制作と制御のプログラミングを息子は担当している。スマホとか遠隔地からでもネットで操作できるらしい。
この後のトークショーで全国各地の美術館での展示映像が紹介され、
ソウル展でのトラブルでロスから急遽駆けつけた話や、広島県立では上下の移動がこれまでで最高だとかなどのエピソードが語られた。
漫画やアニメの展示だけでは迫力がないから、大きな立体物が必要になる。これは我々の制作展でも同様で、彫刻がなくなって展示が貧相になっている。
こういうエンジニアの仕事が入るから生活できているのだろうけど、ライブや個展などアーチストの仕事もたくさんやっているから、とても忙しそうだ。
こんなになんども帰省したのは大学以来のことかもしれない。

トークショーではジブリのプロデューサーからスタッフ採用の方法についても語られていた。
実技試験は数日の泊まり込みで行われ協調性やコミュニケーション能力も評価されるという。
確かにあのクオリティを維持するには必要だろう。
スタジオの中も洒落ていて、これまでに見学したアニメーションスタジオの狭くて劣悪な環境とはずいぶん違ってる。
トークショーには水害で家が全壊した息子の友人も来ていた。古書店の在庫が泥に浸かったという友人も居るし、あの地域の被害は相当に深刻だ。

ジブリ展の観客は若い人が多くて、ふと展示会場を見渡したら俺が最年長だった。
普段の県立美術館では考えられない光景である。
これからの美術はこういう形が主流になって進んでいくのだろう。