森と野原



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小説の中に「森」とか「野原」という言葉が出てくるだけで、甘く空想的な空気を感じて集中できなくなり、物語から突然にリアリティが消え去る。
山林や河川敷の荒れ地ならわかるけど、森や野原なんか日本に無いでしょう?という感じかな。
自然とは程遠い環境で育ったせいかもしれない。
東北とかも行ってみたいな。なにしろ青森という県があるのだから。
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いつものように日曜の午前はテニス。
気心の知れた人たちと打ち合って、無駄に走り回って大汗をかく。
その後はたいてい一杯飲んでひっくり返ってるのだけど、バイクで山越えルートを快走して市内のギャラリーで開かれている卒業生の写真展へ。
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広島駅の左手に狭い路地が数本あってぎっしりと小さな居酒屋が密集している。
話には聞いていたけど、初めて。
40年も暮らしているけど、知り合いと連れ立って飲みに行くなんて事は滅多に無い。
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このギャラリーも以前は居酒屋だったそうで、そこでロックのライブをテーマにした展示をしているのは、かなり前に洋画コースを卒業した大西さん。
ずっと市内のスタジオで商業写真の仕事をしていて、これは趣味になるのだが気合いが入っている。
撮影されたミュージシャンの中には既に亡くなった方も居て、この世界も老齢化しているんだな。
むかし京大西部講堂で見た伝説の村八分ライブのことを話したら、主要なメンバーはもう鬼籍に入られているとか。
そんな昔話が似合う昭和の保存地区でした。