我が家は９０ｍほどの高台にあるので遠く市内北部が見下ろせる。その中央には
太田川が流れているので、この季節はしばしば霧が上流から降りてくる。
今朝は眼下にその大きな霧の固まりが見えた。
これほど霧が近くまで来ることは滅多にない。自転車を停めてカメラを取り出す。
アンリ・ルソーがこんな絵を描いていた。（
ひろしま美術館にある）
見えないって素晴らしいことだな。
表現は引き算。情報を減らして望むものだけを前に出す。常々そのように考えているけど、霧や雪の日は自然がそれを実証してくれているようだ。
実習を変更してカメラを持たせて外へ出す。学生さんは何か感じてくれたかな？
