画像は４点の作品を無理やりミックスしたもので実際の配置ではない。
正面のスクリーン投影が自作で、幅4.8ｍ高さ2.7ｍの写真背景紙を使ったかなり大きなもの。
卒制の展示実験として学生たちと作ったのだが、作業の途中で学生が尻餅をついてシワができたので霧吹きをかけて伸ばした。それを会場に持ってきて吊るしたら画像がうねる程に大きな歪みが生じていた。これはしまった！と慌てたが「テーマが海の底だから、むしろいいじゃないですか」というメンバーの感想を聞くと、なるほど水中の屈折になっている。
通常のディスプレイとは全く違う大画面を体験できたのも、フルハイビジョンのブルーレイで高画質な出力にしたからだ。
画像は授業で使った３次元フリーソフトBLENDERで制作した。
この１年はこのソフトの習熟に終始した。
前期毎週の授業対応を迫られなかったらここまでやれなかっただろう。
一方で記憶力の減退も思い知らされた。１週間で学習内容が消えてしまう。そのためにノートを取ったり、解説ウェブサイトを何度も訪れたり。
それでもこの歳になっても新しいことに挑戦することができた。
その充実感で１年を終えるのはいいものだが、雑用もいっぱい残している。
忙しくなければ年の瀬とは言えないけどね。
