朝霧

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えらく暖かいなと思いながらベッドから出ると、窓の外は乳白色の霧だった。
カメラを持って近所を回ってみる。
かすんで見えないものを写そうとするのは静寂を録音しようというようなもので、たいへん難しい。
「見わたせば花も紅葉もなかりけり浦の苫屋の秋の夕暮れ」
新古今には、「なにもありませんね」という歌が多くて、良いものですが、このような霧が出ると思い出される。
この写真の遠景には普段ならアストラムという鉄道の高架が見えているのだが・・・

霧が晴れると一転して春の陽気に。木塀の補足工作を一気に済ます。
説明書を読まなくても出来る作業は快い。
WEBのプロバイダを変えてから、設定にはとても難儀している。平均的なパソコンを使っていないこともあるけど、ネット接続のように難解で、常に変化して、かつ脆弱な装置への依存が年々高まっているのは非常に危険なことだ。
説明書を読み、ネットで探し、あちこち突付いていると少しずつ解決が見えてくる。情報センターの役職もしているので勉強しなければならないのだが、サービスセンターに電話して怒鳴りつけてやりたくなることがしばしばだ。
でも電気は見えないからな。
先日のテレビ故障ではHDDレコーダーも一緒に狂いだして電気屋さんも「メーカーに出すしかないですね」という見立てだったが、引き取りにくるという朝、「ひょっとしてテレビの誤った信号がフィードバックしていたのでは?」と寝床で思い立ち、結線してみると何の支障も無く作動した。
掃除機も吸い込みが悪くなり、女房は新しいのが欲しいというが、まだ2年も経っていない。説明書をしっかり読むとフィルターの掃除が必要なようだから、油絵の筆に洗剤をつけて丁寧に洗ってやったら、バリバリ回復した。

最近はこんなことばかりしていた。もうすぐ正月。昨日の会議の間に描いた落書きをネタにして、やっとこさ年賀状を作る。するとプリンタが連続印刷できない。
またか。WEBでチェック。ドライバのダウンロード。一枚ずつプリント命令を出す方が早いけど・・。
逃れるわけには行かないが、えらいところに入り込んだものだ。