水が伝わる

雨がこれほど涼しいとは!
連日の猛暑が吹き飛んで肌がひやりとするほど。
ありがたい。仕事も一段落したので終日レゴをしたり本を読んだりでゴロゴロと過ごす。
今年もまたお盆シーズンがやって来て、同じような光景が展開するのだが、我々も京都へ帰る。
丸3日は留守にするので植木が干上がってしまわないかと女房が心配して、穴を開けたペットボトルで給水を試みていた。
WEBで検索すると、紐で水を伝える方法が紹介されていた。
サイフォンなら解るがこんな方法でできるはずが無いと思えたが・・・・
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左のコップに入れた水が右に移っていって、8時間ほどで同じレベルまで。
表面張力で紐の中の水も連続しているということなのだろうが、何とも不思議だ。
密閉しなくても高いところを通過させられる。
巨大な紐だったらどれぐらいの水を送れるだろう?
昨夜から、細いホースに紐を通したものを用意して、バケツと植木鉢で実験していたのだが、この雨で結果の確認はできていない。ちょっと楽しみだな。

昨日は久々に映画館へ。
ベルト・モリゾー、19世紀パリの女流画家。
マネそっくりの画風で、マネの絵のモデルとして再三登場している。そしてマネの弟と結婚していたから、こりゃ何かあるぞと邪推していたのだが。
やっぱりね。
野外写生に出かけるシーンを見て、チューブ入り絵の具が発明されたことなどを思い浮かべ、この時代から160年も経ってしまったのだなと考えていた。
この頃に社会主義思想も生まれていて、大衆は農奴か底辺労働者だったわけで、そこで実権を握っていた少数のブルジョワ階級を基盤にした芸術。
今も変わっていないことも少なくないが、すっかり変わったことにも気づいていないものだ。