70億人

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GW期間中、広島市のイベントに協力して出品している。
昨日はワークショップがあり、ほとんど学生が対応してくれたのだけど、終日、沢山の見知らぬ人と話してかなりくたびれた。
しかし、このカラフルなゾエトロープは楽しいね。何十個と並べて会場を埋め尽くすというシーンを想像してみる。電力ゼロの動画だ。

いろんな人と会い、美術教育の退潮、職人仕事の消滅、人を育てるゆとりの喪失などなど、世界の心配を語ることが多いし、授業でも大戦後の大衆社会、POP的状況の誕生について学生に話している。
1945年を境に世界が激変したことについて考えていて、ふと人口の変化に思い致してデータを見ると
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なんと2011年で世界人口は70億を超えている!
大衆、大量の社会。一人一人の顔が見えないとか、使い捨ての人使いとか、就職難とか、数値目標云々
いろんなことが、この70億という数字で説明できる。
幾らでも人間は居て、仕事があれば世界中の何処からでもやってくる。内弁慶のお坊ちゃま日本人ではこの争奪戦に勝ち目は無い。
グローバル人材の育成などを教育が目標にしていいのか?何て言っても選択肢はもう無いのだけど。

電車の前に立った女子大生が100万円で留学や、英会話習得について話している。
それを聞いて、止めた方が良いよと言いたくなった。
東京では白人や黒人が流ちょうな日本語で商談している。その数倍のアジア系が居るだろう。
「日本語は難しい」なんて誰が言ったのか?「日本人は器用だ」というのと同様に、根拠の乏しい願望投影。それを信じているのは日本人だけ。
日本語も防護壁でなくなった。英語をベースにしたら一掃されるぞ。
生まれ育ちや人種では無く、有能か無能か、世界標準はズバッと2分してしまう。
ここで切り捨てられた連中がネオナチに走るという欧州で見られた動きが日本でも出ている。
田舎でのんびりやっている幸福は不可能なのか?
鎖国は難しいだろうが・・・・・