新しいもの、古いもの

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通勤途中にある古い集落地域に寄り道してみた。
4,5年はご無沙汰していたが、交番裏の大きなイチョウが消えてピカピカの住宅になっていたり空き地が増えたりしてガラガラ、カサカサになりかけている。
京都市内と同じ現象だ。記憶に焼き付く路地の光景が失われる。
さすがに中心の神社は以前のままでイチョウが見事に色づいていたが,周囲の崩壊は無惨だ。
経済の発展と引き換えに失われていくもの、それが風物を超えて人間の暮らしそのものにまで及んでいるのじゃないか。
スウェーデンのベストセラー小説の紹介で「人口が一千万人以下の国で百万部売れた」とあって、その少ない人口で、きちんと国が維持できているのに、日本の人口が1億を切ったら大変だと政府が慌てているのは何故だ?消費者としてしか国民を見ていないのだろう。
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毎日コンピュータを触ってこんなものを作っている。
古いものがあってこういうものの価値が生まれるのであって、こういうものばかりで世界が作られるとしたら・・・いやだな。