自転車通勤路の1シーン。
録音した北中正和のワールドミュージック・ナウを聞きながら。
今回の特集はブルーグラス。最近、聞く機会が多い。
昔はイモ臭い音楽だと思っていた。それがずんずん味わい深く感じてくる。
デッサンを習っていた時の講師が、このブルーグラスの愛好者で、兄弟でバンドをやっていた。
その人にマンドリンのバックをギターで弾かされて、なんでこんな格好悪い音楽をやっているのか、理解できなかった。二十歳ごろの思い出。
その家は鰹節を売っていたなと思い出して検索したら、今もありました。
熱中して聞きながらペダルを漕ぎ、狭くなった道で対向車を避けようと路肩に寄ったところで、タイヤを取られて、転倒。
うまく手をついたので大事には至らなかったが、手の平に擦り傷。
通りかかったバイクの警察官が声をかけてくれる。すぐに自転車を起こしてチェック。
ドロップハンドルが衝撃を吸収してくれたみたいだ。
再びサドルにまたがったが膝や肩も痛む。嫁ハンに救援を頼もうかと弱気になるがあと10分少々の距離だ。構わず走る。
この自転車に乗って転倒は初めてだ。ひょっとしたら長男が幼児の頃に一緒に転倒した事があったが、あれ以来かもしれない。
大学で傷口を洗い、ウェルネス室で消毒してもらう。
ジーンズが綻んでいたのでめくると3カ所に大きな擦り傷。肩も強く打っていたみたいで、少し傷。
免疫力が低下しているだろうから慎重に処置。
でも、一日普通に過ごせたし、一晩過ぎた今も打撲の腫れもなく化膿もしていない。
ラッキーだった。同僚は自転車で転んで骨折して回復に長い時間がかかっていたから、危ないところだった。
ピリッとした体験で、心なしか全身が若返ったような気もする。
ということで二つのFALL、暖かな春の出来事でした。
