影を使った作品を考えていて、小さなものの側に光源を置き、遠くに大きな影を投影しようとしたが、ぼんやりしてはっきりした輪郭が出せない。
影絵でもスクリーンの近くでやらないとボケますよね。
それで、いろんな電球を使って試してみたが、どれもよろしくない。
ネットで探してみたがまったく「鮮明な影」に関する情報がない。
たまたま照明器具の会社が屋外用のバカでかいLEDサーチライトを売り込みにきたので尋ねてみたが、そういう需要はないからだろう、わからないという。
スライドプロジェクター用のハロゲン電球は効果が見られたが、ものすごく発熱するので長時間の使用は危険だし、大量の電気を消費するので使用が憚られる。
悶々としていた時に東京で見た展示で鮮明な影が壁いっぱいに広がっていたことを思い出した。その時、息子も一緒に作品を展示していたので、彼なら知っているか調べてもらえるだろうと、尋ねてみたら
即座に返答があり、パワーLEDなど６個のパーツを通信で購入して組めば１０００円以内で作れるとのこと。
もちろん、基盤にパーツを半田付けしなくてはならないのだが、自慢じゃないがこれまで電子工作には何度か挑戦して、ことごとく失敗している。
電気を通したら青い煙がすうっと上がってお陀仏。
いつもそんな結果なのでビビったが３セットを注文して一つは作れると決断。
しかし、基盤の裏表や端子の極性もわからない。ネットの情報をたどりながら組み立てて、緊張しつつ電源をつないでみたら・・・・・・何の反応も無い。落胆。
画像を送って息子に助言を求め、対応するもさらに変化なし。こんなやり取りが２、３度。
今度やれなかったら、女房が初めから言っていたように、全部作ってもらうことにしようと半ば諦めて２作目を組んでみたところ、やったぜ点灯！
これには感激、嬉しや初成功。そして鮮明な影が部屋いっぱいに広がる。
その光景はまた後日に。
ということでBLOGでご報告でした。
