印刷工場

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卒業制作の図録を自分たちで制作しようという専攻科の授業の一環として、印刷工場を見学した。
紙屋町から中広まで20分。30分はかかるかと想定していたが、若い人は足が速い。
今年の専攻科生はなかなかシャキッとしていて頼もしいぞ。 

デザイン制作室から製版室、そして印刷部門へと2時間余り、丁寧な解説で見せていただく。
大学の版画室と同じ臭いがしているから学生もすぐ雰囲気に馴染んだみたい。
石版画を体験しておくとオフセット印刷の原理が理解しやすいのだが、いま我が美術科では教えていない。
巨大な機械も原理はシンプルでK=黒、C=青、M=赤紫、Y=黄の順にローラーを通った紙に印刷されていく。
とくに高速で紙がめくり取られ、印刷機に送り込まれていく装置(写真)は見ていて飽きない。
最後に企画の大きさに裁断されて(これが迫力恐ろしい)梱包され出荷される。

毎日の新聞に満載されるチラシがドンドン出来上がる様子に一同関心。
日常的なものでも、その製造過程を眼にすることが少ない。昔に比べて格段に減っている。
(俺が子供のときに見たものを書き出したら、相当な量になるだろう。たっぷりと暇が出来たらまとめてみたい。)
ともかくも詳細な資料を作って解説していただいたヤマト印刷様、ありがとうございました。
これで学生のモチベーションも上がって、版下制作に気合が入ること間違いなし。