ポスター

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昨年に続いて美術科のポスターを担当している。
印刷の実際を体験したいということもあるので
いつも新しい試みを企画するのだが、今回は最も印刷で難しいブルーに挑戦している。
光の3原色で表示されるディスプレイで作成したものが、印刷では絵の具の混合で再現される。
当然、違う結果になるのだが,赤や黄色とは比較にならないほど青は大きく変化する。
画像の比較で一目瞭然ですね。
RGBからCMYKへの変換、というのであるが、青だけは別の色(暗い灰色)になってしまう。
これでは青の印刷物が存在できなくなるはずだが、現実にはかなり青い色が刷られている。
そこに技術があるのだが、この変換はいくらなんでもひどすぎるじゃないかと、いつも思う。
この最高の「ガッカリ色」を主役にしての新ポスター。
どんな仕上がりになるか、楽しみだ。
先日訪問した印刷所と打ち合わせながら進めているのだが、
最終的には印刷機にインクをつめるオッサンとまで懇意にならないと望んだ色再現は不可能だという話を読んだことがある。
そこまでのこだわりで作られている美しい印刷物・・・。