中四国

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中四国の図書館会議というもので、会場は海に面した現代建築の集合体の一角である。
外見に似合わず室内は平凡で、会議の内容も相当に眠いものであったが、どこの大学でも同じような「困ったこと」が起きていることがわかったことは成果だったかもしれない。
マンガの扱いにアカデミックの解釈という教養の差が表われて興味深いものがあった。
でも状況が似ているほどに意外性もなく、問題の打開策も見つけれらない。
人脈が広島大学中心に組まれていることにも原因があるけれど、中四国大会という地域限定の仕方には相当にマイナスがある。
道州制が云々されているが、実施されたらこの地区はどん底に落ち込むだろうな。
そういうことは過激にモダンな高松駅前に立っていればわかる。
頻繁に発着する高速バスのほとんどが関西方面へアクセスするためのものだ。
言葉も関西弁、松山でもそう感じた。
岡山でも同様で気分は関西。野球も阪神だ。
中国地方って実際に存在しているのか?
山口は福岡に密着しているし、残るのは広島から半径100km少々のゾーンでしかない。

これは他人事でなく自分自身も同じだ。
みんな出て行く。俺はひとりビールを飲んでいる。
まあ、それは個人の好みだし、ひとりぽっちで寂しいことは表現向きだけどね。