昨晩、「ブリット」の後に「世界街歩き」でスペイン北部のサンセバスチャンを見た。
その住民が隣町のビルバオと「世界の中心はどちらか」について競っていた。
この番組をよく見ているけど、自分が住む街を100%肯定して、ゆったりと暮らす人が多くて感心する。
もっとも、ロケ地はほとんど西ヨーロッパに偏在している。
近世帝国主義による植民地からの富が、堅固な豊かさを支えているとも言えるだろう。
「いい気なもんだぜ」とも思うが、羨ましい暮らしだ。
東京に住むと他の街の存在を意識しなくなると聞いた。
京都に生まれ育ったから、その感覚は理解できる。
当然に「世界の中心」だった。
自転車で散歩に出たら(ビールを買いに)川に鵜が居た。
しばらく眺めて、スケッチする。
新大阪で「描くもの無いよな」と見渡したら人間が居た、あの時を思い出す。
見上げれば夏空。これは手強い。
描くもの、いくらでもある。