説明的な塗り絵

昨日のスケッチに彩色した。

実際の様子がよくわかるけど面白くない絵を「説明的」と批評していたが、まさにそれである。

こうして並べて見るとよくわかる。塗り絵になってしまったのだ。

「塗り絵みたい」というのも絵の講評会で使われる言葉である。「説明的」よりも低い評価になる。ライブ感がゼロという感じか。

でもかなり昔の価値判断だから今もそれが通用するかどうか?

50年ほど前にはこういう表現的な絵は時代遅れで終わっていると俺は考えていたし、実際にこんな風に描いたこともなかった。

80年ほど遅れてこういうスケッチをしているわけだが、楽しい。再現にこだわらず好きなように描く。

超広角のレンズなら絵のように収まるか?というぐらいのワイドな切り取りも平気でやれる。15年間のデジタル疲れを癒す行為なのかも。