葬儀が行われた西本願寺に近い一念寺に架けられていた釈迦涅槃図。江戸時代の模写だと住職が言っていたが、どこかでオリジナルを見た気がする。かなり技量のある人が模写したのだろう、見事な出来栄えだ。釈迦や数名の手足の爪が長く鋭く描写されていて、この理由は住職もご存知なかった。あらゆる動植物も描き込まれていて見飽きない。
この寺の近辺は仏具店が集中していて、子供の頃、地獄絵が怖くて、同時に眼を惹かれてウィンドウ越しに見つめていたことを思い出す。
そこにこういう国籍不明な建築物がある。奇妙なところで育ったものだ。
お寺さん関連でこの一枚も
東福寺で枯葉を掃除する人の基本セット。竹箒もいろいろあるんだ。
時雨れた寒い1日だったけど、30年ほどまえの卒業生が訪ねて来てくれた。
画家として成功して、求龍堂からの出版キャンペーンもかねての旅のようだったが4時間あまり、女房の手作りケーキ、キッシュにワインも加わって楽しいひとときだった。
一つの作品が生まれる背後に何世代にかにわたる時間空間の蓄積があるのだなあ。