緊急事態宣言の過ごし方

緊急事態宣言が出てからの1週間を振り返ると、半分以上の4日間(つまり雨の日を除いて)あちこちに出かけていた。

今日は雨で、さすがにお疲れモードだから、昨日の行程で気になったところをチェックして過ごしていた。

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子鹿が何匹も路上を歩いていた峠のあたりは、鷹ノ巣浦という断崖で、昨日見たのは探照灯の台座だったと知る。

(俺は工事用のヘルメットだったから作業員と間違われたりした。)

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鷹ノ巣浦の山頂には砲台の遺跡があるという。この絵の最上部に描いた能美島の山頂にも大きな砲台跡がある。バルチック艦隊に備えたと言うから凄い話だ。日本海海戦に敗れていたらロシアが来襲して、軍港の宇品や大本営広島城が砲撃されたかもしれない。そして広島湾を舞台にして起死回生の戦いが繰り広げられる。日本刀と竹槍のサムライが和船に乗って戦艦を襲う。そういう可能性もあったかな。

土俵際のうっちゃりで勝利した日本は国力を高め、列強の帝国主義を跳ね返し、安定した国家として平和に発展を続ける。広島はぜんぜん違う性格の街になっていただろう。

残念ながら愚かな選択を繰り返して原爆だ。

そんなことを考えていたら昼になってキツネうどんを食べ、また夕方になって鰹のタタキを食べて一日が終わった。家から一歩も出ず。