白と黒を基調にしたのは正解だったな。
同じようなものを作ることがないので道具は増えるばかりだったが、常時使うものは限られていた。
門の柱部分を俺も使わせてもらった。
ステンシルとスプレーでバンクシーの気分。壁面は平坦に見えてもかなり凹凸があるのでエッジがボケてしまう。型紙の素材は何が使われているのだろう?やってみないとわからないことが多いもんだ。
現状の3分の1に持ち物を減らすべきなのだが、半減できたかどうか?
使えそうなものは捨てずに取っておく、おもしろければゴミでも拾うという人生の結果を清算するという至難のミッション。
残された時間をどう生きるか?と自分に問いながら。あるいはこの先に片付ける体力があるかと。
テーブルの二者択一では作業台を残すという当然の結論に。
お気に入りの壁面だったが。
廃棄物はコンテナにぶち込んで処分場へ運ばれる。
この中で野ざらしになっている姿を見るのが辛い。
以前に古い三次人形が処分された時、見かねてひとつ取っておいたもの。
絵の具が剥落してひどい状態だったが、水洗いして樹脂をかけたら良い感じになった。
こういうことをしているとき、いちばん幸福を感じる。これを仕事にできたら最高だろうな。