登り口の市民菜園には鶏頭やショウガが咲いている。風はすっかり秋だ。
この前に登ったのは4月末だったから5ヶ月ぶりだ。リンパの治療中も再三登っていたから、山歩きでこれほどに間が空いたことはなかった。
いつもの1.5倍の時間をかけて呼吸を意識しながら登っていく。
爽やかな天候にも助けられて疲労を感じることはないが、歩みはとても遅いから女房はペースを取りにくそうだ。相当に深くまで年寄りモードは進行している。
休み休み、なんとか山頂へ。
山頂の萩はむっちりして量感のある花を付けていた。若菜ちゃんみたいだな。
下り道で太股が笑い始めた。ストックを持つ手もくたびれている。
どれぐらい自分が非力になっていたのか確かめられた。回復にはあと1ヶ月はかかるだろうな。
今日は孫の誕生日。ちょうど僕が病気になったときなので3歳になる。