夏ふたたび

昨日の午後から天候一変して夏が戻ってきた。
入道雲モクモク陽光ギラギラ、眺めているだけなら最高です。
今年はまとまった休暇が取れず、新鮮な何か、視野を拡げることができなかったけど、作品が創れたのでまあ良いか、と思いつつも何処かへ行きたいという想いは断ちがたい。
今日も地図を見ていて大峯山1050mに注目していたが、気温がドンドン高くなってくるし登山の気分になれなかったので、ひとつバイクでぐるっとその辺りを走ってみることにした。我が家の周辺はすでに山里だから奥へ奥へと進むとすぐに深山の風情。車も少ないし風も冷たい。
早くも色づいた稲穂は刈入れの直前で秋の花々があちこちで咲いている。
新しいカブでワインディングロードを走るのは初めてだ。左のラインに沿って滑らかに走れるように傾けた姿勢を調節する。110ccの排気量は一般道で車に伍して走るには少し非力だが、これ以上の性能で高速だとコントロールが難しいだろう。この歳になってこんな練習をするなんてなあ。
玖島から湯来に抜ける県道42号線は地図上では立派な道だが峠近くは軽四でなければ腰が引けるような狭くて曲がりくねった山道だ。
まだこんな道が残っていたのかと感激。峠からは非舗装の林道が延びている。
大径タイヤのカブは悪路に強いと言われているから試してみようと進んでいくと「大峯山頂まで0.7km」の表示。靴はがっちりしているしリュックには煎餅とお茶もある。
山道を歩きながら、こんな気分何処かで味わったなと思い返すと、20歳前後のころ、一人で京都の周辺の山をバイクで走り回ったり、山を登ったりしていた記憶が甦った。
これが余暇を過ごす基本スタイルだった。誰かと一緒ということはほとんどなくて、いつもひとりだったな。
20分足らずで山頂。たっぷりと汗をかき息も乱れるほどだったが、見事に広がる眺望に感激。
帰り道も夏の光を楽しみながら山中をくぐり抜けつつ快走。
ガソリンを給油して驚き、1リッターで60km、ずっとこの値を保っている。
一人で移動するときはカブにするべきです。
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