京の桜

奈良行きの翌日、朝の日差しに騙された我々は自転車で市内の桜めぐりへ出かけたのだが、天気は一転して時雨と晴れ間がせわしく行き交う冬空となった。
まず、京都府庁旧本館の枝垂れ桜。
ここは学生時代に宿直のバイトで寝泊りしていた所だが、中庭に桜があるなんて意識もしなかった。
フランス式洋館に囲まれた中庭の枝垂れ桜という組み合わせがミソ。
ついで、すぐ隣の御所。
毎年ここに来ている。京都で一番の桜だと思う。先日は天皇陛下も。(あの方の庭なのですね)
いつも外国人が6,7割という印象。日本人はほとんどが大型のデジタル一眼レフを持っている。
丸太町通りを東進して平安神宮を通過。粟田神社で奇妙な張りぼて人形を見てから岡崎のうどん屋さんで昼食。
青蓮院の巨大な楠木を前にして「一度も入ったことが無いね」ということで拝観する。
お庭からは市内が一望できるが愛宕山には雪が積もって白い。
ここから知恩院、丸山公園、高台寺へと続く道は観光客だらけ。いかにも雑誌の特集を見て来ましたという感じで、表参道か原宿みたいな雰囲気になっていた。
午後おそくには市内でも雪が降りだして、家に逃げ帰る。たっぷり桜を見たのに余韻が残らず、広島で仕切りなおさねばならんかな。
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