通学の高校生を見ながら。
3番札所の粉河寺。ここも銀婚記念で那智から高野山などを回った時に訪れている。
桜の頃で人が多くてガサツな所だなと感じたが、今回は9時過ぎで人影もまばら。
山門には左右両側、計4体の仁王さん。外側に阿像。内側に吽像。こんなの見たことない。
楠の巨木。とても古そうだが元気が良い。
ゴツゴツした石の階段を登ること30分。大汗をかく。
わらじの奉納が似合う。
平日だけどけっこう多くの参拝者。かなり高齢な方も登っている。歩くしかないところだ。
雑草が茂って少し荒れた雰囲気が「もっとも難所の」札所らしい。
ここにも日本一がふたつも。
足裏を前に突き出している無作法な馬頭さんと、変化変転の観音さん。
「変化はチャンス、テャンスは変化」という今の俺にズンと響くコピーが添えられているので禁令を破って隠し撮り。
ここから次の札所に向かう途中、富田林に来たので伝統的町並みを女房に見せようとルート変更。
日本各地に伝建地区は多いけど、観光や土産物などに関わりなく普通に暮らしてる所は少ない。ここはトップクラスと断言できる充実空間。
戦前には堺にもこんな町並みがあったのだろう。
興正寺分院。京都の実家の近くにある興正寺なので親しみが湧く。
難波まで30分と便利なロケーションだから人が暮らし続けている。道も今井のように狭くはない。
公開されている杉山家を見学した。
この日最後の壺阪寺。
商売気と呆れたセンスで立派な寺をぶち壊しにしている。困ったものですな。
20分ほど走れば橿原神宮前。この豪邸が今夜のお宿。
手入れの良い庭に囲まれて骨董名品が置かれた和室に分厚い布団が敷かれている。
勝手に入って誰とも顔を合わさずに過ごす。
ひとり5000円ほどで悪くない体験でした。