御朱印はもらっていなくても訪れた寺は多い。そんなものなら俺が書いてやると言ってもダメ。
どうしてかな?
お寺の賽銭でも俺は不要と言っても出している。金で左右される仏なら信用できないだろうに。
まあ、俺は単なるケチなんだけど。
それはともかくも公共交通では行きにくい寺が幾つもあって、北部を回るのが今回の趣旨。
伊根。ここで宿泊。胃腸のトラブルも回復できてしっかり海の幸を飽食。
小学校の頃だったか観光バスの車窓から自衛艦を見てトキめいたことがある。
松尾寺。めっちゃ渋いところ。
御朱印を書くおっさんが「平成も今日で最後です。」とシミジミ。30年以上もこの年号を書き続けていた人の感慨は深いものだろう。
明通寺。息子のリクエストで立ち寄る。
本堂、三重塔、本尊が国宝。
解説していた僧侶に「どうしてこんな(田舎)にこんな(立派な)寺院があるのか?」と質問が。
「ここが仏法伝来のメインストリートだった」という返答に俺も幾つかコメントする。
鯖街道と言われ、お水取りの送り所でもあるが、大陸伝来のメインという話は聞いたことがない。
小浜はゆっくりと回って見る価値があるところだが、原電が集中して無駄に豪華な公共建築が建てられている。福島を見ておくべきだろう。
長浜の宿。この後ろの別棟に泊まった。6人泊まって1万円以下。ホンマか?
伝統的町並みに指定されてもおかしくない渋い地区。良くしてもらった上に黒豆のお土産まで。
長浜の町巡りをする息子一家と別れて岐阜県の33番谷汲へ。
ここから年号は令和。筆先に緊張が感じられる。
ここが東の端だが立派なところ、慌ただしく味噌田楽を食べて長浜へ戻る。