車掌車

息子宅に泊まった夜、胸がムカついて目が覚めた。しばらくして女房も起き上がり、吐いたという。
どうやら二日前にケアをした広島の孫からの感染のようだ。
中止してさっさと戻ったほうがいいかもしれないな。モロッコ行きの直前と同じ状況じゃないか。
翌朝、家の中を消毒してこちらの孫への感染を警戒する。
幸いに回復に向かったので遅めに出発。道路も空いていたから90分で丹後半島に。
息子が仕事の関係でちょっと見ておきたいというので加悦SL広場へ。
ショボいところだなと感じたが奥を見ると古い列車がたくさん。
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ラッセル車の実物は初めて見た。
こんなに分厚くて重い装置を蒸気機関車の前に付けて雪を掻いたのだ。
時代の違いが触覚で伝わってくる。
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ラッセル車の内部。ヘビーでハード。気合いと体力で動かしていたのだろう。
口先ばかりの俺とは大違いの世界。
ディジタル時代になったから生きながらえている自分。
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コレクションのひとつに貨物列車の最後尾に付いていた車掌車があった。
これには大感激!一挙に体調がアップする。
この車掌車については6,7年前にも書いている。
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孫を連れて憧れの車掌車に入るなんてなあ。

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80年前に芸備線で走っていた気動車
俺の親父が帰省したときに乗ったかもしれない。
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ほんとにシミジミしてしまう。
誠実、丁寧、大切といった言葉がふさわしい。
古臭い美術はさっさと消え去れば良いと考えている俺だが、古い街並みとかこういう空間には絶対的な価値を感じている。
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列車の運転席はこうでなくっちゃね。