デパートからモールへ

ブルースブラザースの映画を見た。昔懐かし1980年代で広大なフロントとリアのスペースがあるアメリカ車が暴走、衝突するシーンに、車のスタイルには時代を感じるが、その舞台になっているのが今日本のどこにでもあるショッピングモール。ほとんど同じ光景なので驚く。

40年の間に進んだデパートからモールへの変化。嫌ですね。

アメリカナイズは1945年からだけどグローバル化はこの辺りから始まっていたのだ。

その反動として偏狭な国家主義が表に出てくるのだが、この映画にもネオナチが描かれている。最初に見たときは気にも留めなかったが、予言的な表現だったのだ。

アレサ・フランクリンレイ・チャールズも出てきてご機嫌な内容だったけど、考えさられた。

21世紀が始まった頃から「グローバル化に対応できる国際的な人材の育成」などと新学長が言い出して、就職活動に消極的な学生には「自己責任論」で脅し始めた。

何かおかしな事になってきたなと思ったけれど、戦前の学校で鬼畜米英を唱和して子供達に説いたのも同じ図式だ。

世界を舞台に羽ばたく人も多いに結構であるが、地方の大学の役割は、自分の足元を見つめ、食べるもの、暮らしを支えるものを作り続ける人を育てることなのに。

改めて「自己責任」を検索してみると、

流動性が高く、いつでも辞めさせることができる安い労働力を必要としていたのは、雇用者のほうです。自分たちの都合で仕組みを変えておきながら、その責任を被雇用者に押し付けるというのは、二重の意味で厚かましい。それこそ「下品」なやり方です。」という佐藤優の言葉があった。

あれ以来、職場がスカスカになり、社会も殺伐としてきて、幸福度がドンと下がってきた。大地震やコロナもあったけど、共同体意識が消えていったから、忘年会や新年会も縮小してる。

残るは家族だけなんだけど、これまた崩壊が多くなってきていて・・・・

クリスマスなんだけど、寂しい人が周りには居る。

今日は1日曇りかな? 

ま、年賀状でも書こうか。