船通山 亀嵩

わからない、できないと嘆いていたCGだがYoutubeで解説を見ると簡単に進める。

3DCGはチェックポイントがとても多いから、印刷物では説明しきれないとはいえ、抜け落ちると進めない。それが映像ならサラッと説明できる。

植木の剪定、バイオリンの練習など本にしたら電話帳みたいになるだろう。

電話帳、この例えはもう通じなくなっているか・・・

カタクリが満開の船通山に誘っていただいた。

新緑の島根はとても美しい。その田園風景を見ていると経済大国の妄想が破綻した後の日本が再出発すべき場所はここかもしれないと感じる。

山野草に詳しい方が同行したので、これが「猫の目草」だと教わる。

しかし、どこが猫の目なのか?植物界には「不適切な表現」が多いな。

この草に名前をつけろと言われたら、どうするか?そんなことを再々考える。

これは「イツツバ=五つ葉」かな。ムラサキイツツバ。あまりポエジーじゃないけど。

へいこらしながら辿り着いた頂上には大勢の保育園児が居てビックリ。ウェブサイトで調べると年長さん5歳児が2時間ほどかけて登っているようだ。

これは保育園HPからのコピーだけど、保母さんたち凄い。園児も凄い。

俺一人が興奮していて同行したメンバーは園児にはほとんど関心を払っていなかったことに戸惑いを覚えた。孫や子を生活軸にしている老人がマイナーになりつつあるのだ。

空は晴れ渡り、1142mの山頂からは360度の眺望が得られる。三瓶も大山もはっきりと見えた。

事前調査で見つけた横田の教会。百年前の建立で近代遺産に指定されている。

同行者はみんなクリスチャン。俺は西洋画専攻だったから聖書は読んでいるけど、血生臭いのが苦手というか、育った場所が仏教で成り立っているような環境だったし。

地元の蕎麦を食べようとしたが、どこも2時半で営業終了、とは何故か?

そこで隣町の亀嵩に。なんと駅舎と蕎麦屋が合体してる。

あの「砂の器」で知られた駅なので、映画の一部と芥川也寸志作曲のテーマ曲が流れる。

1日に数本というレアな木次線列車がホームに。廃止される前に乗っておきたい。

店内に並ぶ有名人の色紙。仲代達矢丹波哲郎緒形拳・・・・すごいじゃないか。

もちろん作者の松本清張も来店している。

名作映画だったが、すっかり時代背景も変わって、この先リメイクされることはないだろうな。