誰にも気兼ねせずにバイオリンの練習をしたい。とくに今日は日曜でほとんどの隣人は在宅しているから、不愉快極まりない音はあまりにも迷惑だ。
ギターやキーボードでは意識しなかったけど、打楽器、管楽器や声楽の人たちの苦労が想像できる。
ということで近隣の山際を回ってみた。
人がいなければ何処で練習しても良いと思っていたけれど、とてもそんな気になれない所ばかりだ。「バカヤロー!」と叫ぶだけならやれないことはないが・・・
(50年ぐらいは大声で叫んでいないから今度やってみようかな。)
思い出されるのは数年前に解体された3号館(C棟)の地下室だ。
暗室だけでなく、天井高4m、100平米の空間もあって色んな悪さをしたものだ。
今月になって、ずっと家に居続けることの閉塞を感じているのは、そういう無駄なスペースや、ガラクタの詰まった物置などの忘れ去られた空間を失ったことも原因しているのだと、今、気づいた。しかし、
これから必要なのはリアルな空間ではなく、想像の中で別世界を築くことだ。
そんなことを言いながら今日は全仏テニス女子決勝、シングルスとダブルスの録画に熱中していた。(男子は次元が違ってもうテニスではない)
二つのタイトルを制覇したクレイチコバは往年の名選手ノボトナ(好きな選手だったが乳癌で夭折)の最後の教え子。天に向かってメッセージを送ったのが感動的だった。