紅茶が入っていたセイロン(スリランカ)の島を模った缶が、とても凝った作りだったので、二重になった蓋部分にピアノ線をつけて親指ピアノに、本体には古いバイオリンの弦を張ってミニハープにした。
左右の手で同時に弾くと東アジアの空気が漂う。
午後、雨が上がる。
車で20分の戸山で散歩
スモークツリー
ホタルブクロ この二つを覚えた。
一番気に入った映像はこの枇杷の木
この地区の石垣は石が小さく、パターンが細かい。耐久性はどうなのだろう?
北側の山系を越えると、先日訪れた高山、丹原地区だ。小学生上級になるとこの山を越えての通学だったという。
正面からでは俗っぽいダリヤの花も、側面から見ると気品がある。
地区には内科医院や大きな寺もあり、石州瓦の立派な農家が狭い盆地には過剰と思われるほど多い。
しかし、3.5kmをゆっくり歩いて、すれ違った車は3台。犬5匹、鶏2羽。何人かの人影はあったが交流なし。
安佐南区内でこの地区だけは人口が減少している。
病を得て10年になり、治療中は冬以外、何度もこの地域を散歩させてもらった。丁寧に手入れがされた穏やかな「自然」は見飽きることがないけれど、少しずつ荒んでいることは否めない。
日本の風景が後世に伝えられますように。