花粉に沈む

戸外は、20度近い暖かさのようだが、一歩も家から出ていない。
今朝から喉がいがらっぽくて頭痛が続いている。熱は無い。典型的な花粉症の症状だ。
昨日、激しいスポーツで汗を流し、副作用、恐るるに足らずと自信を深めたものの、隙を突かれたというか花粉の飛来のピークだったのだ。
毎年、梅が満開になる頃には悩まされているので、いつものことだが、インターフェロンにばかり気を遣って居て忘れてたな。
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ということで下を向かなくてもできること、居眠り、読書、音遊びなどで自室に籠もる。
入院中に買った吉田秀和の「名曲の楽しみ」からWebで「Hqydn quintet op76」とか入力して、音を聴きながら読む。大変に便利。なるほどハイドンは素晴らしい。
若い時にこういうことをしたかった。
稀に流れるラジオからの音だけでは、まとまった印象はつかめない。本で紹介されていることがすべてだった。これはギリシャ・ローマの彫刻とかルネッサンスの名画も同様で印刷複製から想像して理解しようとしていた。映像史でのメリエス月世界旅行戦艦ポチョムキンも同様で、本物に触れた人は極めて少なく、欧米の情報を一握りの人が独占して世間に配っていた。
評論家が成り立つ所以だ。
岩波新書の「ボブ・ディラン」も読み通す。
同時代人と捉えていたディランやストーンズがクラシック、巨匠に祭りあげられて伝説になっていく。
明日は搬出で八千代だ。さらに花粉が多そう。やれやれ。