病院ー歯科

引き続き後ろ向きモードなので前回の続きを。
歯科で印象に残っているもう一軒は京都駅前の雑居ビルに入っていた骨董的な医院。
これはまず絵に描いてみた。
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イラチなもので乱筆御免でございます。
もう見ただけで震え上がるようなサディスティックな研磨機などの機器が、ボロボロの洋館の一室に詰め込まれている。解剖台みたいな診療台に座らされて無愛想な医者に頭を押さえつけられ、
ベルト駆動がブンブン、シュルシュル、ギリギリと唸り、ガリガリガリッと虫歯が削り取られる。
こんな恐ろしい目に遭ったのに、それからもしっかり歯を磨かなかったから、いまかなり悲惨なことになっているのですけどね。
この歯科があったビルは次の写真の右後方、三階だったかな。狭くて暗い階段を登ると雑多なものが積み上げられて末期的な状態の室内に、強烈な西日が射し込んでいた。
(写真はnomachanという方のHPから。メールが届かないので無断掲載ですが、他に見つからないので許してください。)
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このビルは40年から30年前のどこかで取り壊されている。ちゃちな作りだったが三階の窓などサンマルコを思い出させる。烏丸通りを通る市電の音が室内に響いていた。
ビクトリアン・バロックとかの懐古趣味がそのまま体験できたのだからあれは貴重なものでした。