桜・映画・小説

イメージ 1海際、市内はもう葉桜になったが、我が家の周辺は今が見所だ。
動物園の桜並木、太田川上流とドライブして荒谷山裏手の抜け道で、アッと驚く花の饗宴。
日本中にどれだけ「知られざる桜の名所」があるのだろう?そのすべてを見ることは誰にもできない。
地元、奥畑も昨年同様に見事な桜。しかし、菜の花、やっぱり、これ。
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ところで、最近、映画が当たり。
スコセッシの「ヒューゴ」、ワンちゃん大活躍の「アーティスト」と大いに満足。次は「ブリューゲルの動く絵」を見に行かねば。
自宅でもWOWOWでトルコのセミフ・カプランオール監督の3部作、ミルク、卵、蜂蜜の3作品を見た。旅行に行く前に「蜂蜜」は見ていて、静寂に感銘を受けたのだが、やはり現地を見てきてからだと映像の細部にも興味が湧くし空気の受け取り方が違う気がする。
同様の理由で、ウンベルト・エーコの小説「バウダリーノ」。
誕生日祝いに女房が買ってくれた上下2巻の長編で、ちょっとかなわないなあと手を出さずにいたのだが、パラパラ見てみると、いきなり12世紀のコンスタンティノープルアヤソフィア寺院からヒッポドローム競技場、地下水路などを通って戦火を逃れるというシーンから始まる。
ミラノ、ベネチアに行ったり、後半ではカッパドキアだと確定できる場所も出て来て、何ともタイムリーだ。もちろん複雑な歴史絡みのお話だから、世界史年表を側に置かないとよくわからないことも多いが、やはり現地を体験した後はモチベーションが高まっているから没入できる。
ということで、刺激を受けるのはよいことですね。お陰さまで楽しく過ごしております。