うーーむ

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テニス合宿に出かけた女房がたっぷりとオデンを作っておいた。
(オデンって御田と書くらしい。へえー、だね)
こりゃ一杯飲んでテレビで居眠りとなります。
そういう幸せタイムに加藤和彦,自殺のニュース。
伊丹十三のときに似た感慨。
何ひとつ不自由はなかったろうに、創作力の減衰に圧迫されたか。
スマートな人間と見えても、それほど軽くは生きられない。
スマートではないが軽く生きてる俺にとって、これは他人事かもしれないが、
高校生の時、フォーク・クルセダーズを間近に感じた俺にはとてもリアルな出来事に思えるのだ。
あのバンドでベースを弾いていたK氏は近所の医者の息子で、妹は1小学校で放送クラブの1学年下で、みんな母親に似て下がり目。
父親の医者の記憶はないが、母によると夕方の診察の前にフラフラと酔って帰ってくる姿を見かけたというから「帰ってきたヨッパライ」はあの先生がモチーフだったのかもしれない。
診察を待つときに「トム・ドゥーリー」などのフォークナンバーの練習が聞こえていた。
皮膚が弱かった俺はずいぶん世話になったので、フォークルがテレビに出た時は「北山さんとこの息子や」と騒いだものだ。
ついでに言うと、あのころに流行った「ケメ子の歌」でヴォーカルを担当していたのは中学の同級生で、そういう雰囲気の中だったから俺が芸大に入ったときも、絵じゃなくってギターで入学したと考えた友人がいたのも無理からぬことだ。(ギタークラブの部長でしたから)
今でも俺が絵筆を持つ時間よりもギターを弾いているときのほう多いからね。

ということで、今日はひとりで自転車に乗ってテニスに行って参りました。
秋空が美しく雲を眺めてボンヤリ。
浮雲」という言葉に適合する雲はどんな形をしているのか。
言葉になった形、描かれた形、実際の形
記号というより、「暗黙の了解」として考えてみたいな。