風雨の強い一日、一歩も外へ出ず部屋に籠りギターを弾いた。
ギター(のようなもの)は四本あり、取り替えつつブルース(みたいなもの)を弾く。
40年ほど昔に買ったバッハの無伴奏チェロソナタ、ギター版は一つとしてまともに弾けなくて、俺の人生はそういうものだったかな、と悲しくなるが、まだ終わったわけじゃない。今からでも・・・・・
音楽だけでなく、そういうまともにできなかったものがたくさんあって、それが自分の部屋にぎっしり。
一芸に専念するべしと思っても、それは70年間できなかったこと。あれこれと渡り歩いて三流芸を撒き散らすのが宿命なのだろう。