遠足

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大学には遠足という表現はなくて研修旅行と言ったりする。
こういう役人言葉がはびこるのは言語の堕落だが、それ以上に国民の堕落である。
と、いきなりこんな事を言うほどのことをしたわけではない。
お近くの、贔屓にしている美術館というか芸術情報センターYCAMに学生を連れて行ったということだ。
学生向けのポスターのタイトルは遠足だったが、大学への提出書類は研修だった。

山口は意外に遠い。
90分程度という印象だが120分はかかってしまう。
でも、文化の違いが距離に比例して存在していて
広島のように「保守的でなく」、明治維新を推進した進取の気風に溢れている。

今回は「メディア表現コース」という新設コースの学生たちを連れて行ったのだが
彼らの特徴というと、色彩よりも形の興味があり、服装はモノクロームで、おとなしくて、時間を守る。
この時間を守るってこと、当たり前だけどできない学生が多い。
無彩色と時間の遵守、これは何を意味するのだろう?

ともかく不順な天候にもかかわらず予定通りでしたが
広大な芝生で弁当を食べましょうという企画が潰れたので、遠足というイメージは実現できなかった。
それだけは、ちょっと残念。
いまから寒くなりそうだ。