市立の卒業制作展

暖かな午後、近所の市立大学芸術学部の卒業制作展へ。

広いキャンパスに少ない学生数という密度の低さがこの大学の長所であり短所でもある。教員が入れ替わってずいぶん学生の作品は変わってきている。

油絵専攻の学生がデジタルプリントやオブジェを作っていたり、入り乱れている。当然のことだろうけどね。

ポップカルチャーが圧倒している。ここも9割が女性だろう。

金属板を熱して生まれる偶然の色彩を活かした装身具。これはいい。

女房が気に入ったブックアート。中国からの留学生の作品。

俺が最高点をつけたファイバーアート。これも中国からの留学生。

関西の美大でもこれはと言う作品はだいたい中国か韓国の学生。この傾向は10年ぐらい前から。

絵画では注目するものが見当たらず。

「もっと素直にものを描いて出せばいいのに。」

これと同じようなことを、学生時代に学内を掃除してるジイさんから言われたことがある。いくつか反論したけどずっと気にかかっている言葉だ。

 

3時間以上もあちこちの実習室を回って、学生さんたちとも色んな話を交わした。

40年前の卒業生にも出会って楽しい午後でした。