本当に欲しかったエレキ

体調回復。二日連続でテニスして走り回れた。さすがにロングラリーでは呼吸が乱れるが、寄る年波もあるだろう。これぐらいで満足しておこう。

「寒くなる、零下の冷え込み」とかまたまた大げさな予報だ。一応、大事をとって外出は控え、部屋でずっとギターを弾く。

OVATIONは金属弦をナイロンに張り替えた。カポタストを補修し潤滑油を差す。16歳で買ったカルカッシ教則本から2曲。

そしてエレキギター

アンプもエフェクターも無いからマックにキャプチャーをつないでGarageBandに付属した70種類のギターエフェクトをヘッドフォンで聴いて遊ぶ。

昔好きだったファズやディストーションよりもクリーンでサスティンの効いたエフェクトばかり選んでいる。

カメラで広角から望遠にレンズの好みが変わった事と合わせて変化を感じる。老化と言っても良いか。しかし、思い出してみると最初にエレキが登場した時の音は澄んで伸びやかなサウンドだった。

シャドウズの「春がいっぱい」とかスプートニクスの「哀愁のカレリア」とか・・・

トレモロアームが多用されて音は揺らぎ震えていた。

今回入手したギターはトレモロ付き。独自のメカに苦しめられたが微妙な音の震え、歪みが楽しい。中学の頃、本当に欲しかったエレキ。あの頃の渇望をいま満たしている。

それもバリバリに塗装が剥げたジャンク寸前のギターで。