ピンク、まったく使ったことがない色だったけど、活気があっていいもんだな。
映像ライブラリに入った時に隣の中央図書館で林忠彦の写真集を借りてきた。
昭和を代表する文豪や画家の肖像で知られた写真家だ。
ほとんどの人と作品を知っているから、写真をじっくり眺められる。
しかし、文豪や画家という言葉、ずいぶん遠くに霞んで見える感じだ。生まれ育ちや風貌が文学とシンクロしていた時代は、村上春樹を境にして消えて入った。
文壇も画壇も腐りきっていると俺も感じていたから、それは当然の報いだと思う。
でも、アメリカ出版界での新作応募の3割ぐらいがAIの産物らしいから、このままでは人間が消えてしまう。
若手マンガ家が個人差を描き出そうとしていないこととか、最近の建築がCG化しているのが気になっていた。清潔で無味無臭な世界、昨日見た作品に共通する要素かも。