昨日の続き

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昨夜、孫が見せてくれた絵本。ポップアップは授業で課題にしていたからいろいろ見ていたけど、これは画期的なアイデアがいっぱいだ。

この本を出しているPIEインターナショナルは絵本を中心にユニークな本をたくさん出版している。刺激されるな。墨絵ばかり描いてられんぞ。

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昨日の荻須。これは同志の佐伯祐三とほとんど見分けがつかないが、通して比較してみると随分穏健な人だった。

「夭折 天才 不遇」近代の画家の三大要素であるが、画商にとってこれほど有り難く美味い汁は無い。そして美術を目指す若者にはとても迷惑な通念を社会に撒き散らしている。何千年という歴史の中で、美術は堅実で必須の職業だった。若いエネルギーの発露は魅力的だが、その表現だけが美術では無い。

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以前にこの「ひろしま美術館」で見たドービニーも目立たない画家だが、セーヌに浮かべたアトリエ船で風景を描いてまわったと知って、幸福な人だなと羨ましく感じた。

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フィレンツェで見たフィリッポ・リッピは、30歳も年下の修道女に恋をして2児をもうけた。法王から許されて正式な夫婦になった後、妻をモデルに秀作を描いている。

息子フィリッピーノも優れた画家になった。いい話だなと思う。

「幸福 画家」で検索するとルノワールが出てくる。

ほとんどがマトモな人達だ。

「作家」を目指して無理を重ね、周囲に傷を残して早逝した友人達を時折思い出す。

美術=幸福の話を何度も繰り返して、世間のイメージを変えたい。

音楽(ロック)はそれに成功したのじゃないかな?

80歳を目前にしたローリングストーンズが、往年の体型を維持して2時間のステージをこなしている。節制と鍛錬の賜物だろう。

 

今日も冷たい風が吹き続いているが、運動に出かけるかな。