新校舎

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40年前の冊子を復刻する企画の会合が元の職場であり、古い教職員たちが7人集まって昼食を挟んでの5時間、みっちりと校正を進めた。

俺が長年過ごしていた校舎が解体・新築されて高さも2倍以上になり、眺望も大きく変化している。普通に今風の大学だが、ご覧のようにCGの画面みたいで、50年後にはすべて消えているだろう。

眼下に見える2号館も数年後には解体される。移転のたびに身を削がれて蓄積、厚みを失っていく。目前の需要への対応を急いだ学科はコロナで一転瀕死の状態だ。

解体前に全館を壁画で埋め尽くした馬力が学科を再生させたようにも感じるが、その勢いを保つ体力が失われているようで、どうなることやら?俺はもう知らん。