道楽に限りなし

f:id:mhorio:20210703174848p:plain

4月に東京の孫が来て以来、大量のプラレールが我が家に置かれたままになっている。

戯れにやってみると、簡単ではない。正面衝突する事なく複数の車両を同時に走らせる配置に試行錯誤。ずんずん本気なってきた。

子供の頃、模型店のウィンドウに飾られたHOゲージという規格の鉄道模型をじっと眺めていた。

それは子供のおもちゃでなくて成功した大人が大きな専用スペースを作ってパノラマ鉄道世界を作るものだったから、とても高価でまさに高嶺の花だった。

メルクリンというメーカーのカタログだけは今も持っている。

プラレールは画期的な発明だったが、自分の子供には少ししか買ってやれなかった。

今、孫たちは潤沢なパーツを揃えて遊んでいる。

そのおこぼれに預かって老人が遊んでいる。

 

f:id:mhorio:20210703205618p:plain

レゴだけはたっぷりと揃っている。友人関係から貰ったものも多い。大学生になった息子からもこれだけは捨てないでくれと頼まれていた。

最近それにMINDSTORMというコンピュータ制御のセットが加わった。ネットでしか解説が得られず、イラスト画は細かくてパーツの特定も難しい。

こんな不親切があるか!と怒っているが四年生の孫は平気で作れる。

「俺にはできないな」と言うとすごく喜ぶ。

デジタル難民とか言って、元の職場で電子機器を扱えない人たちをバカにしていたが、そんな風に見られているのだろう。

 

f:id:mhorio:20210703210953p:plain

バッハのゴールトベルク変奏曲25番。

何年も前から楽譜を睨んで来たがよく分からない。

YOUTUBEで鍵盤弾く手と楽譜を同時に写して解説する動画があった。

右手と左手の対話はバッハの基本だけど、こんな間合いで受け答えが進むなんて。

メロディと伴奏という解釈が土台から崩される。世界が変わった気分だ。

何年かかるかわからないけど、挑戦してみよう。