晩秋の過ごし方

土曜日はいつも決まったルーチンで過ごす。
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午前はピーター・バラカンゴンチチのFM番組、午後はテニス。飲んで寝る。
静かに一日が過ぎる。

そこに息子から孫No1を預かってほしいとの依頼。
少し風邪気味とのことだが軽く咳き込む程度で、レゴで遊ぼうモード全開でやってきた。
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息子たちが遊んでいたレゴはほとんど劣化もなく、次世代に継承されている。
一緒に作っていても飽きることが無い。いつも孫を押しのけて勝手にやっている。

買い物への道中で動物園を話題にしたら、とても行きたがっている様子だ。自分が行きたいとは言わずに、ばあちゃんたちが行きたいなら行ってやってもいいと遠回し。
自宅からも近いので車を動物園に向ける。
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園内マップを手にして走り回る孫を追いかけながら紅葉真っ盛りの園をグルグル。
空気は冷たいが散歩には快適。
動物たちも元気に動き回っている。
アムール虎とかアムール豹、レッサーパンダなど寒冷地の多いのは、この動物園のロケーションに配慮してのことだろう。
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そんな中で寒そうなチンパンジーが気の毒だった。
こういう檻の中の生涯はどんなものなのだろうな。我が家の猫も同じような境遇だろうけど、人間が想像するほど悲しくはないのかも。
人生について考えさせられるのも動物園の功徳か。
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ぶかぶかの帽子に大きなリュックを背負って手を引かれていた孫が我々をリードするまでになった。
相当にアンバランスな点が気になるけども。
還暦の年に生まれ、幾つか大病をした中で成長を見てきた孫なので、時間を計る物差しとなっている。
時々はこうして長い時間を一緒に過ごすといろいろ感じ取れるものが在る。
素質、遺伝,環境。親子関係は複雑だがはっきり出るものだ。

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寒々とした日曜日の午後、近所の友人宅でご馳走をたっぷりと。
シチリア旅行で仕込んでこられた海産物主体の逸品がずらりと揃う。
最近にイタリア旅行から帰られた方からのワイン、地元の果実も加わって間違いなく、今年一番のご馳走だ。
午前中にテニスで身体を動かしてきた後だから、どんどん喉に入っていく。
おいしい食事と楽しい会話。
なるほど、幸せとはこういうことなんだな。