Mr.ブラウンと呼んでくれ

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3年間、愛用したiPadのケースがボロボロになったので買い替えた。
オレンジ色から焦げ茶色。12色の中から一番地味な色を選んだ。
上に乗ってる携帯のケースも豊富な色から選んだのは茶色だったし、年相応になってきたのかとも思ったが、遥かな昔を思い返してみれば子供の時に一番好きな色は焦げ茶だった(ような気がする)。
焦げ茶色という名称は油絵の具のバーントシェンナに由来するのかと調べてみると、江戸時代からの名称だそうな。
バーントシェンナはフィレンツェの隣のシェナの土を焼いたものだが、バーントアンバーはウンブリアの土を焼いたものだと言うことは今回初めて知った。
この写真では筆入れがバーントシェンナで、カバーは焦げ茶色、バーントアンバーだ。
土から生まれた色だから個人の好き嫌いを超越しているけれど、このように勢揃いすると、何故かな?と考えてしまう。
さて今日は、のんびりとラジオを聞きながらの出勤で、植物についての講演を聴く。
種子が2000年も生きて発芽する話に現代の情報の脆さを思う。
巨大植物工場では照明の色で成長をコントロールしているとか、普段には関わらない分野の話はとても刺激的だ。
ラジオはスマートフォンで聞く。チューニングが安定して聞きやすい。手持ちのCDもたっぷりと保存してある。
帰りはJames Brownを聞きながらペダルを漕いだ。Mans Mans Worldの歌詞、「男は色んなものを作るけど、女がいなけりゃ意味ないよ」という絶叫。元気な時代だったんだ、あのころは。