身体も大きいし、家ではピアノ、お絵かき、ダンスと休み無く集中する。末恐ろしや、頼もしや。
鋭い陽射しと乾いた風。すっかり秋だ。
半年前の肝炎治療開始のとき、病院を抜け出して散歩に来ていた。
あのとき冬枯れていた木立が豊かに茂って、その木陰で昼食を食べる。目の前に拡がる幸福な風景。
昨日の動物園も適度な賑わいで、好天の連休をゆったり過ごせるのは地方都市の特典だ。
蝉時雨の中を健脚の孫娘の手を引いて歩く。
こういう幸福感が平凡なものであってほしいが、幾つもの幸運に恵まれなければ得られない貴重なものだと、最近は感じている。