あれから

水害から1週間以上経って、知人の知り合いというぐらいの身近なところで、被害や犠牲が出ている。
知りたくも見たくもないからニュースはほとんど見ていない。
しかし広島市周辺に住むものには他人事でなく、どこでも起こり得ることだ。
15年前の豪雨では近隣の奥畑で大きな被害が出て、桃源郷を思わせる落ち着きと安定感のある風景は失われてしまった。
今回の緑井から八木にかけての地区も、穏やかにまとまって住みやすい雰囲気と交通アクセスの良さから、転居するならこのあたりだなと思わせるほどだったのに、まさか、である。
狭い旧道が好きだから、サイクリングのコースとしても最適だった。
豊かな清流の八木用水も今は泥だらけ。周囲の大型店舗や遊興施設は自衛隊や警察の大型車両が並んで戦場のようだ。
通勤途上でちょっと道を曲がると「被災地」の光景が拡がっている。
天災であると同時に、我々がこの50年間を生きてきた、(作った、破壊した)ものの価値が否定されていることを感じて、息苦しい。
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いろいろあったので、母への葉書が中断していた。グラフィックな実験で再開するか。