シャブ中の春

止まらない咳と痰、このままじゃ喘息になりそう。でも肺の検査結果は異常ないので、ジスロマックという新タイプの薬品を処方された。他にもカロナールやムコサールにパリエット。それにいつものレベトールオメプラール、カモスタール、ウルソ、もう何でも来いだ、卓上は薬だらけ。
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春を罵倒し続けているので桜は登場しませんが、市内の川土手の見事な並木はしっかり見ております。
花粉が無ければ歩きたいなあ。
ぐるり平和公園を回って、ひろしま美術館の熊谷守一展へ。
意外に緻密で繊細な描き方。これは実物で無いとわからない。上記の薬物をしこたま飲んだ後だから、頭はボーとしていたが鮮烈に作品が響く。
デジタルからfar fromの仕事だからなのかも。短歌のようなモチーフと解釈。
青木繁藤田嗣治らと映っている若い時代の写真。
この時代で油絵を目指すことの反社会性について、遙かな昔に職場の老教員から聞いたことがある。
既成価値となったしまった油絵にそういうパワーが復活するのか?
エメラルドグリーンが輝くゴッホを見ながら考える。
おそらくスマートフォンを舞台として何かが生まれようとしているのだろう。
不易流行。
油絵に戻っても可能性は見つかるまい。新しい世界に古い価値が生きる場がある。
さて
薬は効き始めているような気がする。ともかく夜は安眠できた。こんな調子で半年間インターフェロンが続いていくのだ。あと気になるのは貧血か。リンパ治療中よりも低くなっている。
重荷を背負って階段を上るときの息切れが強い。ま、病人だからな一応は。